斜面に広がる風雅な日本庭園には茶室や観音堂を配しています。

お食事の前後に、ゆっくりと庭を散策されてはいかがでしょうか。ここ武蔵野は都心とは異なるゆったりとした時間が流れています。庭のそこ此処にふと目を止める小さな石仏や灯籠などがあります。木々の葉は季節を演出するあしらいとなり、みなさまをおもてなしするお皿に飾られることもございます。

敷地の中にはいくつかの施設や建物がございます。焼きたてのパンや手作りのお菓子、オードヴルが購入できるブティックや、地下で5000本のワインを熟成させているカーヴ（貯蔵部屋）、スモーク製品を作るためのスモーキングハウス、そして庭の一角に建つ多摩の芸術家、関頑亭氏作の観音堂などがあります。

庭園には４つの茶室がございます。京都等持院の茶室を寫した茅葺屋根の「清漣亭」。斜面に乗り出すように建てられた、懸造りの「松韻亭」。竹林を背負った「露竹庵」。そして、“わびさび”の世界をあらわした「寂庵」。日本の匠を凝らした茶室が点在しております。 ※室内は見学不可。茶室の貸し出しはしておりません。

日が暮れる頃、TERAKOYAの庭に灯りがともりはじめます。夕闇に照らし出される木々や建物もまた趣があります。 足下をランタンで照らしながらの散策もTERAKOYAならではの楽しみです。 ※ご希望の方にはレセプションにてランタンを貸出します。

TERAKOYAの庭園では四季折々に色々な花が咲きます。新春、樹齢400年の梅が白い花を付け、春にはしだれ桜の“玉風桜”が咲き誇ります。初夏に掛けてサツキ、ツツジが築山をカラフルに染めます。ザクロの老木が朱色の花を付けるのもこの頃です。雨に濡れる紫陽花、そして夏の終わりを告げる百日紅・・・。秋には金木犀が馥郁たる香りをあたりにただよわせます。